| サービス名 | 旅する薬剤師 |
|---|---|
| 運営会社 | NEWRON株式会社(代表:西井香織 / 有料職業紹介事業 許可番号:27-ユ-304185 / 連絡先:tabiyaku@new-ron.com) |
| サービスURL | https://sites.google.com/view/trip-pharmacist |
| 主な対象 | BtoC(地方薬局・病院 ⇔ 都市部フリーランス薬剤師) 薬剤師不足で困っている地方の薬局・病院と、旅しながら地方で短期勤務したい都市部の薬剤師 |
| サービス形式 | ダイレクトマッチング型(地方×ワーケーション特化) |
| 利用料金 | 薬剤師側:無料 薬局・病院側:月額利用料のみ(金額は公開なし・要問合せ)/派遣より平均約15万円のコストダウンを公式に訴求 |
| 公開実績 | 登録薬剤師数:1,000人超 / 登録薬局数:累計100件以上(30都道府県) |
| 主なジャンル | 医療 / 人材 / フリーランス / 旅行・ワーケーション / 業務委託 |
1. 旅する薬剤師とは?
旅する薬剤師は、NEWRON株式会社(代表:西井香織、有料職業紹介事業 許可番号:27-ユ-304185)が運営する、都市部の薬剤師が地方の薬局・病院に短期勤務するワーケーション型マッチングサービスです。「旅するように、薬剤師しよう」というコンセプトのもと、2021年1月に立ち上がりました。
薬剤師の地方偏在という構造的な問題に対して、「移住は難しくても短期間なら行ける都市部の薬剤師をローテーション勤務でつなぐ」というアプローチで解決を目指しています。同カテゴリの他サービスがスポット副業の収入確保を中心に設計されているのに対し、旅する薬剤師は「地方で旅しながら働く体験そのもの」を価値として提供している点が最も異なります。
2025年時点で登録薬剤師数1,000人超・登録薬局数累計100件以上(30都道府県)を公式サイトに掲載しており、公式サイトには長崎・宮崎・沖縄(名護市・うるま市)・佐渡島・鹿児島・久米島・奄美大島・南大東島・山梨・千葉(館山)など多数の勤務実績が体験談とともに掲載されています。
2. 旅する薬剤師の特徴
① 宿代負担・交通費支給の薬局が多く、旅行感覚で働ける
旅する薬剤師の案件では、宿代負担や往復交通費(1往復分)を薬局側が支給するケースがほとんどです。都市部から地方に出向く際の移動費・滞在費が自己負担にならないため、「旅行しながら働く」というスタイルを実際に実現できます。
勤務期間は最短1ヶ月〜6ヶ月が基本で、双方の合意があれば延長も可能です。鹿児島体験談では「職場の方が知覧や霧島に観光に連れて行ってくれた」、長崎体験談では「休日は経営者に観光に連れて行ってもらい現地の魅力をよく知れた」、沖縄体験談では「同僚が地元のおいしいものや名所を教えてくれたので普通に旅行するより楽しめた」という声が公式サイトに掲載されており、勤務先のスタッフとの交流が旅体験を豊かにしている様子がわかります。
② 薬局・病院が事前オンライン面談で薬剤師を選べる
派遣薬剤師と旅する薬剤師の大きな違いは、薬局・病院が事前に薬剤師を選べる点です。派遣では来る薬剤師を施設側が選ぶことはできませんが、旅する薬剤師はエントリー後に書類選考があり、通過後に薬剤師と施設の二者のみでオンライン面談を実施します。
この面談は運営陣は同席せず、薬剤師と施設が直接話す形で進みます。佐渡島体験談では「オンラインで面談したときから薬局の方々がとても温かく迎えてくださる雰囲気が伝わってきたので、実際に行くことへの大きな不安はなかった。実際に行ってみてもその印象通りだった」という声が掲載されています。面談で双方が合意した場合にのみ採用が決定する仕組みで、ミスマッチが起きにくい構造です。
公式サイトでは、派遣と比較して月額利用料のみで平均約15万円のコストダウンが実現できると訴求しています。
③ 調剤薬局だけでなく病院への勤務実績もある
旅する薬剤師は調剤薬局だけでなく、病院への勤務実績もあります。鹿児島の医師会病院での体験談が公式サイトに掲載されており、調剤経験1.5年の薬剤師が病院薬剤師として3ヶ月間勤務したケースが紹介されています。
同ケースでは「自動分包機やオーダリングシステム、散薬監査システムが整備されていた」「ベテランスタッフによるフォローアップ体制が万全で、わからないことは何度聞いても嫌がられなかった」という具体的な勤務環境の情報も掲載されており、病院勤務への不安を持つ薬剤師にとっても参考になる内容です。
3. 料金・費用
薬剤師側は完全無料です。公式LINEへの登録・求人エントリー・面談・勤務開始まですべて無料で利用できます。
薬局・病院側は月額利用料が発生しますが、具体的な金額は公式サイトに記載されておらず要問合せです。公式サイトでは「派遣より平均約15万円のコストダウン」と訴求されており、月額利用料のみで薬剤師とマッチングできるため派遣より低コストであることが強調されています。
宿代・往復交通費(1往復分)については多くの薬局が負担するケースが一般的ですが、条件は薬局ごとに異なります。エントリー前に求人情報の詳細を確認し、オンライン面談時に条件をすり合わせることを推奨します。
4. 導入事例・活用シーン
島暮らしに惹かれて延長勤務・移住に発展したケース
東京から佐渡島(新潟県)のさくら薬局に5ヶ月の短期勤務として来た薬剤師が、島の生活に魅了され勤務を延長。体験談では「来年の夏までは佐渡で働く予定」と語っており、旅として始まった勤務が長期定着につながった事例です。薬局側のインタビューでも「短期から長期に移行し、移住・無期延長雇用に発展した薬剤師もいる」と語られています。
家族ごとプチ移住・ワーケーションで活用したケース
大阪の薬剤師が約2ヶ月の夏休みを使い、生後6ヶ月の赤ちゃんと妻を連れて沖縄名護市の薬局に勤務したケースが公式サイトに掲載されています。「経営者の方と直接話せるので無理なお願いを聞いてもらえる」「普通に旅行するより楽しめた」という声が掲載されており、この方は旅薬後に自身の薬局を開局されました。
病院薬剤師未経験から挑戦したケース
調剤経験1.5年の薬剤師が大分から鹿児島の病院に3ヶ月勤務したケースです。「海外に行くための貯金目的でワークライフバランスよく短期で勤務したかった」という動機で利用し、病院薬剤師としての初経験を旅する薬剤師を通じて実現しました。
求職中の仕事復帰のきっかけとして使ったケース
退職後に求職中だった薬剤師が、週5フルタイムではなく最初の1ヶ月は時短勤務から始める条件で地方薬局に入り、徐々にフルタイムに移行。その後旅する薬剤師を通じて知り合った地元薬局に正社員転職したケースも運営のnoteで紹介されています。
5. 使い方・利用の流れ
【薬剤師側の流れ】
まず公式LINEを友達追加し、質問項目に回答します。LINEで配信される短期求人情報を確認し、気になる案件があればLINEで返信してエントリーフォームからデジタル履歴書を入力します。薬局・病院側が履歴書を確認して書類選考を行い、通過後は薬剤師・施設・運営陣のLINEグループに招待されます。
その後、薬剤師と施設の二者のみでオンライン面談を実施します(運営陣は同席しません)。双方が合意した時点で採用が決定し、勤務条件・宿・往復交通費の詳細はこの面談で確認します。合意後は契約締結を経て勤務開始となります。
【薬局・病院側の流れ】
公式サイトのお問い合わせフォームから申し込みます。募集条件・宿代・交通費の有無などを設定し、エントリーが届いた薬剤師のデジタル履歴書を確認して書類選考を行います。書類選考通過後にオンライン面談を実施し、採用が決まれば勤務開始となります。
6. こんな薬局・薬剤師に向いている
旅する薬剤師は、「地方で旅しながら薬剤師として働いてみたい」という動機を持つ薬剤師にとって、他のサービスにはない体験を提供できる唯一のサービスです。副業収入の最大化よりも、旅の体験・地域との交流・キャリアの幅を広げることを優先する薬剤師に向いています。
体験談を見ると、「毎日同じ生活の繰り返しに飽きている」「人間関係の問題を抱えている」「旅好きで色んな人や新しい価値観に触れたい」「ワークライフバランスよく短期で貯金したい」といった多様な動機で利用されていることがわかります。調剤経験1.5年〜7年の幅広い経験年数の薬剤師が利用しており、病院勤務未経験でも挑戦できた事例もあります。
薬局・病院側では、都市部からの正社員採用が難しい離島・過疎地・地方都市が、短期間でも人材を確保したい場合に向いています。事前面談で薬剤師を選べるため、派遣では実現できなかった「会って確かめてから採用する」というスタイルが可能です。
- 旅・地域体験・地域貢献を目的に短期勤務したい薬剤師
- 海外旅行や次のステップに向けて短期集中で貯金したい薬剤師
- 育児や仕事復帰など柔軟な勤務条件を相談しながら働きたい薬剤師
- 病院勤務など新しい現場を経験してキャリアの幅を広げたい薬剤師
- 都市部から正社員採用が難しい離島・過疎地・地方の薬局・病院
- 派遣ではなく事前面談で薬剤師を選んでから採用したい施設
7. 向いていないケース・注意点
旅する薬剤師は地方への短期勤務が前提のサービスです。都市部近辺でのスポット副業をしたい薬剤師、1ヶ月以上の滞在が難しい薬剤師には向いていません。地方への移動・滞在環境の変化(車が必須な地域など)を受け入れられることが利用の前提になります。
また、ローテーションで薬剤師をつなぎ続ける保証はないことが公式サイトに明記されています。「ご縁とタイミング次第で、短期間のみのマッチングで終了することもございます」という注記があるため、薬局・病院側は「継続的に次の薬剤師が来る」と期待しすぎないことが重要です。
薬局・病院側の月額利用料は公開されていないため、導入前に問い合わせで確認が必要です。
- 都市部近辺のスポット副業を希望する薬剤師(地方移動が前提のため)
- 1ヶ月以上の滞在が難しい薬剤師(最短勤務期間が1ヶ月から)
- 継続的なローテーションを保証してほしい薬局・病院(ご縁・タイミング次第)
- 薬局側の月額利用料は非公開のため導入前に問い合わせが必要
8. 他サービスとの違い
調査時点で公式情報が確認できた4サービスで比較します。
| サービス名 | 特徴の違い | 向いている人 |
|---|---|---|
| 旅する薬剤師 | 地方×ワーケーション特化。最短1ヶ月〜。宿代・交通費支給あり。登録薬剤師1,000人超・30都道府県。病院勤務実績あり。薬局側料金は非公開。 | 地方で旅しながら働きたい薬剤師・離島・過疎地の薬局 |
| 薬剤師バンク | 時給3,000円以上限定。確定申告サポート・ワンポイントコンシェルジュあり。完全セルフ型。薬局側料金は非公開。 | 単価を重視するフリーランス薬剤師・初めて発注する薬局 |
| SUPPOND | 月額35,000円定額・募集無制限・成功報酬なし。担当者サポートあり。経験1年以上・保険薬剤師登録が条件。2店舗目以降+12,000円/店。 | 複数回スポット募集する薬局・初めてフリーランスに挑戦する薬剤師 |
| フリーランス薬剤師.com | 病院も対象。経験3年以上のみ紹介。勤務期間のみ月額2〜6万円課金。エリア別料金設定あり。フリーランス保護新法対応。 | 即戦力を確保したい薬局・病院 |
旅する薬剤師が他の3サービスと最も異なるのは、「地方×ワーケーション」というコンセプトに完全に特化している点です。薬剤師バンク・SUPPOND・フリーランス薬剤師.comはいずれもスポット・副業勤務を想定した設計で、都市部近辺での稼働が前提です。一方、旅する薬剤師は地方への移動・滞在を前提とした最短1ヶ月以上の短期勤務が基本で、宿代・往復交通費を薬局側が負担するケースが多い点も他の3サービスにはない特徴です。登録薬剤師数1,000人超・30都道府県という規模感を公式に開示しており、実績の透明性という点でも差があります。
- 「地方で旅しながら薬剤師として働く」コンセプトは調査した4サービスの中で旅する薬剤師のみ
- 宿代・往復交通費支給が多くの案件に含まれており、薬剤師側の移動コスト自己負担が少ない
- 登録薬剤師数1,000人超・30都道府県という規模感を公開しており、実績の透明性が高い
- 病院への勤務実績があり、調剤薬局以外の現場も経験できる点はフリーランス薬剤師.comと並んで4サービスの中で旅する薬剤師のみ
9. 利用前に確認したいポイント
① 宿代・交通費の条件を求人ごとに必ず確認する
「宿代負担・交通費支給の薬局がほとんど」と案内されていますが、条件は薬局ごとに異なります。宿代が全額負担なのか一部負担なのか、交通費は往復全額か1往復分のみかなど、具体的な条件はオンライン面談時に確認してください。住居付きで時給を調整するケースもあるため(フリーランス薬剤師.comの事例参照)、報酬と待遇を合わせてトータルで判断することが重要です。
② ローテーション保証がない点を薬局・病院側は理解する
旅する薬剤師は都市部薬剤師を地方にローテーションでつなぐことを目指したサービスですが、継続してローテーションできる保証はないとサービス側が公式に明示しています。短期間のみのマッチングで終了することもあるとのことで、薬局・病院側は「毎月確実に次の薬剤師が来る」という前提では利用しないことが重要です。
③ 薬局側の月額利用料は問い合わせで確認する
旅する薬剤師の薬局・病院側の月額利用料は公式サイトに記載がなく要問合せです。SUPPOND(月額35,000円)・スキマde薬剤師(月額10,000円)・フリーランス薬剤師.com(月額2〜6万円)はいずれも料金を明示しているため、コスト面での事前比較がしにくい点は注意が必要です。「派遣より平均約15万円コストダウン」という数字はあくまで参考値として理解した上で、実際の料金は問い合わせで確認してください。
10. 旅する薬剤師の評判
旅する薬剤師の公式サイトには、複数の薬剤師による体験談が実名(イニシャル)・地名・勤務期間・調剤経験年数とともに掲載されています。これは同カテゴリの他サービスと比べて一次情報の充実度が高い点で、第三者が内容の信頼性を判断しやすい構造になっています。
長崎に3ヶ月勤務した薬剤師(調剤経験3年・福岡→長崎)は、「交通費支給・宿泊場所ありの案件がほとんどで有難かった。薬局の経営者がフレンドリーで観光にも連れて行ってもらえた」と語っています。宮崎に1.5ヶ月勤務した薬剤師(調剤経験5年・福岡→宮崎・長崎)は「訪れたことのない場所に住んで地域の人々とふれあえるところが新鮮で楽しかった。新しい価値観が生まれて人生を豊かにする経験になる」と語っています。
佐渡島に5ヶ月以上勤務した薬剤師(調剤経験7年・東京→佐渡島)は、「オンライン面談のときから温かく迎えてくださる雰囲気が伝わってきたので不安はなかった。勤務期間を延長して来年の夏まで佐渡で働く予定」と語っており、島の生活に惹かれて長期定着した様子がわかります。沖縄名護市に2ヶ月勤務した薬剤師は、生後6ヶ月の赤ちゃんと妻を連れての勤務を薬局側が受け入れてくれたことに感謝しており、「経営者と直接話せるので無理なお願いも聞いてもらえるのがこのサービスの魅力」と語っています。
11. よくある質問(FAQ)
はい、薬剤師側は公式LINE登録からエントリー・面談・勤務開始まですべて無料です。薬局・病院側は月額利用料が発生しますが、金額は要問合せです。
最短1ヶ月〜6ヶ月が基本です。薬局・薬剤師双方の合意があれば延長も可能で、実際に5ヶ月から延長して長期勤務に発展した事例も公式サイトに掲載されています。
宿代負担や往復交通費(1往復分)を支給する薬局が多いとされていますが、条件は薬局ごとに異なります。エントリー後のオンライン面談で必ず確認してください。
病院への勤務実績があります。公式サイトに鹿児島の病院での体験談が掲載されており、調剤経験1.5年の薬剤師が病院薬剤師として3ヶ月間勤務したケースが紹介されています。
NEWRON株式会社(代表:西井香織)が運営しています。有料職業紹介事業 許可番号:27-ユ-304185を取得しています。連絡先はtabiyaku@new-ron.comです。
12. 旅する薬剤師のようなサービスを作りたい方へ
旅する薬剤師のように「旅・ワーケーション」という体験価値を切り口にしたマッチングは、医療職種に限らず多くの有資格者(看護師・理学療法士・介護士など)にも応用できる可能性があります。地域の人手不足解消と個人の働き方改革を同時に解決するというコンセプトは、地方自治体との連携や地域活性化との親和性も高いです。
同様のサービスを設計する際は、宿代・交通費負担のルール設計・有料職業紹介事業の許可取得・継続的なマッチング供給の仕組み・コミュニティ運営との組み合わせなどが重要な検討事項になります。当サイトではマッチングサービスの立ち上げや運営に関する情報もご提供しています。ぜひ参考にしてください。
※本記事の掲載情報は、執筆時点で公式サイトにて確認した内容をもとにしています。最新情報は公式サイトをご確認ください。
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